相場のステージ
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相場が一方向に進むトレンド相場に対し、これといった偏ったフローがなく、行ったり来たりで方向感が定まらないのがレンジ相場です。
このレンジ相場についてより詳しく見ていくと、3つのステージがあることが分かってきます。
①乱高下のステージ
②安定のステージ
③収束のステージ
まず、①は、トレンド相場が終了した直後に来る、まさにレートが乱高下するステージです。
トレンド相場でせっかく儲けた利益を、減らしたり飛ばしたりしやすい吸血鬼のような相場であり、期間的にも長引くことが多いため、大いに警戒を要します。
それまでのトレンドが転換したことに、多くの投資家が直ぐには気付かず、混乱したトレードが行われることが背景にあります。
上や下に激しくレートが動き、次にどちらに進むのか予測が困難です。
それまでのトレンド相場で何らかのポジションを持っているのであれば、トレンドラインがブレイクした段階で、キャリーして(転がして)きたポジションを速やかに手仕舞うのが賢明です。
乱高下のステージでは値幅も大きいため、安易に戻り売りや押し目買いをすると、予想に反して上下に突き抜けてしまいやすく危険です。
レンジの幅が定まり、相場の動きが安定するまでは様子見をするのが安全でしょう。
このステージでの投資は、どうしてもイチかバチかのギャンブル的なものになってしまうからです。
②の安定のステージでは、乱高下のステージを抜けて、値動きの幅が一定の範囲内に収束する安定期です。
典型的なレンジ相場であるため、逆張りが有効ですが、残念ながら期間的にはそれほど長くは続きません。
③の収束のステージは、安定のステージより更に値動きが収束し、値幅が狭くなります。
値幅がなかなか取れないので動きづらく、利益も取りづらい時期となりますが、実はこの収束のステージは別の意味で大変重要なステージとなります。
それは、この収束のステージが示現してきたということ自体が、次のトレンド相場の始まりが近いことを示す場合が多いからです。
次のトレンドの始まりに早い段階で気付ければ、大きな利幅を取るチャンスとなります。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100%当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか?
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか?
包丁ですよね?
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。