瞬時の判断
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インターバンクディーラーが盛んに使う「値動き分析」についても、少しだけ説明します。
インターバンクディーラーとその顧客(一般の企業や個人など)とのあいだには、大きな違いがあります。
その違いとは、ヒットされるかされないかということです。
「ヒット」とはプライスを叩くということですが、顧客は銀行なりFX会社なりのプライスをヒットします。
しかし、逆に銀行やFX会社が顧客のプライスをヒットするということはありません。
一方のインターバンクディーラーは、もちろん他の銀行のプライスをヒットすることもありますが、同時に顧客や他の銀行からもプライスをヒットされることが仕事の一部です。
ということは、好むと好まざるとに関わらずヒットされる=ポジションを持つことになるわけで、それでも損をせずに儲けていくには、マーケットが堅いのか重いのか、あるいはショートなのかロングなのかを常に見極めなければいけません。
これを行うための分析手法が値動き分析で、インターバンクディーラーは日々この方法で分析をしているので、値動き(プライスリアクション)に対して鋭くなるのです。
ちなみに、この値動き分析は結構感覚的なもので、最近のトレーダーは何かと数値化にこだわりますが、それとは対局に位置する分析法と言っていいです。
確かに、数値による分析は客観的ではあるのですが、FX取引では瞬時の判断で売ったり買ったりしなければならない場合もあります。
そんな時には、悠長に数字での分析をしている暇はなく、考える以前に行動・反応しなければいけません。
値動き分析は、そうした瞬時の判断を行うための、いわば「嗅覚」を研ぎ澄ますのに非常に適している手法です。
もちろん、瞬時の判断を下すために、この他にもできるだけの知識や経験を前もって頭に刷り込んでおくようにして下さい。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100%当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか?
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか?
包丁ですよね?
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。