相場の季節
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株式市場と同じように、為替市場にも季節要因があります。
こうした季節要因による変動には、初心者のうちはなかなか気が付きません。
経験を積んでいくうちに、以前は気が付かなかった動きに気が付くようになっていきます。
為替相場の新年度は1月1日の元日から始まる、のではありません。
実は既にその前年のクリスマス明けから、新年度に向けての動きが始まっています。
これは、よく知られているように欧米ではお正月よりもクリスマスの方が重視されているため、英米勢の中には新年度入りがクリスマス明けに設定されているところが少なくないのです。
そうした英米勢は、新年度入りで新たに課された年間の収益目標を、できるだけ早く達成しようとスタートダッシュをかけてきます。
より具体的には、クリスマスが明けて英連邦のボウシングデーが明ける通常12月27日ごろから、翌年の1月中旬にかけて、英米勢がかなり投機的に攻めてきます。
これは、毎年恒例と言っても過言ではないほど、お馴染みの相場風景です。
そのため、とくに正月明けの仕事始めの時期には、投機的な動きが市場を左右し、値動きが大きな乱高下相場になりやすい、ということを知っておいて下さい。
しかも、往々にして正月気分で動きが鈍っている東京勢を狙ってくるので、要注意です。
2月、3月はレパトリの季節です。
レパトリとは、レパトリエーション(Repatriation)を略した言葉です。
とくに決算のために海外に投資されていた資金を本国へ回帰させることを言い、突発的なリスク回避のための資金の本国回避などとは、区別されることが一般的です。
まず2月は、日本で販売されている多くの投資信託(投信)の決算月です。
そのため、2月末の締め日に向けて、2月後半から海外に投資されていた国内投信資金が日本に帰ってきます。
それに伴い、円買いのフローが強まる傾向があるのです。
また3月は、ご存じの通り多くの日本企業の本決算の時期です。
3月末の締め日に向けて、3月中旬頃から海外資産に投資していた国内資金のレパトリが強まります。
こうした事情があるため、2月から3月は円高圧力が強まります。
この時期の円のショートポジション(ドル買い)は、相場が逆風の中を下がっていかなければ利益が出てこないので、それも加味して相場を見る必要があります。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100%当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか?
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか?
包丁ですよね?
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。