相場の傾向の考え方の1つ
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通貨ペアによって、よく現れるフローの内容は異なっています。
例えばドル/円相場においては、日本の貿易収支の変動が、レートの方向性を決定するフローをつくり出す、という側面がかなり強くあります。
ユーロ/ドル相場などが、貿易と関係のない動きをするケースが多いのに対し、実際の貿易活動に伴う資金の動き、つまり「実需」に基づいて、一定の長期トレンドが生じてくるケースがほとんどであるのがドル/円相場です。
その仕組みを、少し具体的に説明します。
例えば、日本企業が海外に製品を輸出した時には、代金を国際決済通貨のドルで受け取るケースが多いです。
そのドルを日本企業が国内で使うためには、円に換える必要があります。
つまり、ドルを売って円を買う資金の流れが生じます。
円高・ドル安です。
反対に日本企業が輸入をした時には、海外から製品や材料を輸入し、その代金はこれもドルで支払わねばならないケースが多いです。
そのため、日本企業は手持ちの円資金で銀行からドルを購入して支払いにあてます。
つまり、円売り・ドル買いの資金の流れが生じる、ということです。
円安・ドル高です。
ということは、日本全体での輸出と輸入の差額を表す貿易収支が、輸出超過で黒字になっていれば日本全体としてドルを売って円を買う資金の流れのほうが強く、反対に輸入超過で赤字になっていれば日本全体として円を売ってドルを買う資金の流れのほうが強い、ということです。
簡潔にまとめれば、次のような結果が成り立ちます。
・貿易黒字=輸出>輸入→ドル売り過多→ドル/円は下がりやすくなる
・貿易赤字=輸出<輸入→ドル買い過多→ドル/円は上がりやすくなる
こういったフローの内容が分かると、相場のパワーバランスも分かり、テクニカル分析をする際に重要な情報になる事もあります。
なので、こういった部分も考えれるように理解して下さい。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100%当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか?
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか?
包丁ですよね?
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。