理解と記憶
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「理解」とは、記憶の組み合わせです。
「覚えるよりも、理解する事が大事」と言われる時、「記憶と理解のどちらを取るべきか（どちらか一方しか取れない）」といったニュアンスが感じられます。
まるで、記憶と理解が対立するものであるかのようです。
けれども実際は、記憶と理解はどちらか片方だけを取るような物ではありません。
理解は記憶の組み合わせによって実現されるものです。
もう10年以上前になりますが、歴史の教科書における変更点が大きな話題になった事がありました。
鎌倉幕府が成立した年です。
それまでは1192年成立とされていた事から、「イイクニつくろう鎌倉幕府」という語呂合わせで覚えていた人も多いと思います。
ところが、2006年の教科書から、鎌倉幕府の成立は1185年とされました。
なぜ7年も変わったのでしょうか？
それぞれの年に何が起きたか見て見ましょう。
1192年は源頼朝が征夷大将軍に任じられた年です。
一方、1185年は、源氏のライバルであった平家が壇ノ浦で破れ、鎌倉幕府に守護、地頭設置の権限が与えられた年でした。
つまり、1185年は源頼朝が管理する権限を得た年なので、鎌倉幕府の成立として捉え直されたのです。
何をもって幕府の成立と判断するか、その解釈が変わった事が分かります。
これが、単に年号を覚えるだけだと、なぜ歴史上の大きな出来事が変更されたのかを理解できず、「後から変更されるのであれば、頑張って覚えても損だ」という思考に陥りかねません。
これは歴史に限りません。
数学などのほかの教材や、今社会で起きている事でも同じことが言えます。
国と国との関係といった大きなテーマを考えていく上でも、何が起きたか記憶し、理解する事は不可欠です。
表層的なものだけを記憶するのではなく、それを支えている要素について注意を向けながら記憶していく。
その積み重ねが理解を深めていく事になるのです。
豊富な知識があり、物事を理解しているからこそ、「今後はどうしていけば良いか？」と思考を巡らす事できます。
何かを理解し、思考を先に進めるためには、記憶が不可欠です。
あやふやな記憶では理解には至りません。
細部までしっかりとした記憶、必要な時に取り出せる記憶が、物事を理解するために必要なのです。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100％当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか？
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか？
包丁ですよね？
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。
