固定概念の理解
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多くの場面で「常識にとらわれるな」「固定概念に縛られるな」という事が言われます。
しかし最大の問題は、その対象になる人のほとんどは「自分は常識にとらわれているとは思っていない」「自分が固定概念に縛られているとは思っていない」事です。
そもそも彼らは「常識に縛られているとはどのような状態なのかを知らない」「固定概念に縛られている状況を理解できていない」ので、気づきようがないという致命的な欠陥があります。
なので彼らにいくらそう主張した所で、全く響かないし効果もないのです。
あるいは多様性の時代と言いながら、女性蔑視的発言をする人は叩かれます。
男尊女卑も多様性の1つのはずで、それを全否定するのは多様性も否定しているという自己矛盾です。
客観力を獲得するには、この自己矛盾から脱却する事、「常識にとらわれ固定概念に縛られているのは、むしろ自分の方ではないか？」と振り返る余裕を持つ事です。
そもそも常識とは、「その他大勢の思考のパターンと行動パターン」に過ぎません。
つまり「凡人のソレ」なのです。
という事は、常識に従う＝凡人への道を歩むという事ですから、一歩引いて見ればかなり滑稽な事が分かります。
また、常識というのは何らかの目的があり、理由があってそうなっているはずです。
「そのくらい常識でしょう」「それが普通でしょう」などという人は、なぜそれが常識なのか、なぜそれが普通なのかについて、自分の言葉で説明できるでしょうか？
単なる言い逃れや自分の価値観を正当化させるために常識や普通という表現を使っているだけで、実は本人もその理由がよく分かっていないのです。
常識とは他人と同じ事ですから、考える必要がありません。
常識に従うというのは「思考停止」に他ならないのです。
なのでまずは、自分の中にある常識や固定概念い自覚的になる必要があります。
それには、意識して「自分には知らない事がある」「自分の考えが間違っている事がある」という思考を発動させる事です。
これは高度に知的な内省作業ですが、自分が何かに縛られている事に気づける冷静さと、それを受け入れる度量を持つ事は、客観性という知性を獲得できるかどうかの分かれ目になります。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100％当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか？
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか？
包丁ですよね？
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。
