情報と思考
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総務省の研究によれば、この10年間で、情報の流通量は、10年前の530倍になっているそうです。
ソーシャルメディア、ブログ、テレビ、YouTubeなど、色々な人が情報を発信する事により、情報過多の時代になっています。
10年前であれば、本を読んだり、詳しい人に聞かなければ答えが分からなかったような成功のノウハウや考え方といった情報も、今はYouTubeだったり、インターネットで調べる事で、簡単に手に入るようになりました。
しかし、こういった情報を手に入れた事で、多くの人が分かったような気になってしまう事が問題だと思います。
例えば、情報は、脳への入力、インプットです。
ですから、例えばどこかで仕入れた情報や、テレビで見た情報を、皆さんは鵜呑みにするのではなく、情報として頭の中に入れた後、しっかりと自分の頭で考える、つまりアウトプットしてほしいのです。
ほとんどの人は、情報と思考を同じものだと考えています。
本を読んだり、ブログを見たり、テレビやYouTubeを見て、「ああ、そうなんだ。分かった」と思っていますが、分かった気になっているだけで、分かっていない人が大多数だと思います。
今の時代、ちょっと疑問に思った事などの答えは、すぐにインターネットで調べる事ができます。
簡単に答えを見つける事ができるのは、単なる情報です。
一方、思考とは、情報を自分の中で1度咀嚼し自分の頭の中で思い、考えたものです。
こんな時代だからこそ、情報と思考は別物であると、しっかりと意識する必要があります。
読んだり聞いたりするのは、あくまでインプットなのです。
単純に情報を入れているだけです。
情報を頭の中に入れたら、それが本当に正しいのか。
自分はどう思うのか。
「思考」する事が大切なのです。
最近、多くの人は思考する事がほとんどないように思えます。
自分が目にしたり耳にしたりした情報を、そのままコピペして、自分のTwitterやブログなどで、コミュニケーションの道具として使っています。
成功している人、偉人、結果が出ている一流の人、突き抜けている人の言葉を知識としてコピーアンドペーストしているだけなのです。
自分の頭で考え、自分の言葉を育てる、考える力が欠けていると思います。
更に、自分に関係ない情報を自主的に遮断する人も少なくないと思います。
「もうそんなの知っているよ」と言って、理解しようとしないのです。
なので、「知っている、分かっているつもりになったら駄目だ」と思う事が大切だと思います。
つまり、内なる言葉を育て、話したり、書いたり、アウトプット(行動)して初めて、思考をしているという事になるのです。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100%当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか?
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか?
包丁ですよね?
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。