クロスレート
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ドル以外の通貨同士の為替取引に使われる「クロスレート」について説明します。
外国為替取引の主役はドルとそれ以外の通貨との取引です。
しかし、取引量はさほど多くないものの、他の通貨同士でも外国為替取引は行われています。
例えば、ユーロ、英国ポンド、スイスフラン、カナダドルなどは、国際的に取引されている通貨で、ユーロ/円、ユーロ/ポンド、ユーロ/スイスフラン相場などがあります。
こうしたドルをともなわない為替相場は、それぞれの通貨が対ドルでいくらかを基準にして、2つの通貨の為替レートが算出されます。
このレートがクロスレートです。
クロスレートのうち、ポンド/円やスイスフラン/円などのようにドル以外の外貨と円との為替相場を「クロス円相場」と呼びます。
クロス円相場の計算方法は、その通貨の対ドル相場を「掛ける」ことで計算できる組み合わせと、その通貨の対ドル相場を「割る」ことで計算できる組み合わせの2種類あります。
円以外のマイナーな通貨同士でも、それぞれの対ドルレートが分かれば為替相場を計算できます。
このことからも、ドルは世界の通貨の基準なのです。
ただし、ユーロ/円など取引量が多い場合、こうした計算をせず、市場における取引によって為替レートが決まっています。
なお、為替レートの表示の仕方には次の2種類があります。
①自国通貨建て
②外国通貨建て
1つ目の自国通貨建ては、外国通貨1単位に対して自国通貨がいくらかを表します。(日本のように1ドル=100円)
2つ目の外国通貨建ては、自国通貨1単位に対して外国通貨がいくらかを表します。(ユーロ圏や英国のように1ユーロ=1.4ドル、1ポンド=1.6ドル)
世界のどこかで、絶え間なく取引は行われています。
外国為替市場の取引量は、世界で最も取引量が多い金融市場となっています。
この外国為替市場は”眠らない市場”と言われています。
世界3大市場のロンドン、ニューヨーク、東京の他に、各国に外国為替市場があって、地球の自転に沿って順番に開いていき、1日中どこかで為替取引が行われているからです。
実際に、取引時間は明確に決められていません。
外国為替市場はネットワーク上のバーチャルな市場なので、その気になれば真夜中でも早朝でも海外の銀行と取引することが可能です。
つまり、銀行は休みの土日以外、24時間いつでも取引ができます。
外国為替市場の取引時間は決まっていないと説明しましたが、新聞などを見ると「終値」として為替レートがでています。
終値というくらいなので、取引にも終了時刻がありそうなものですが、実は、新聞などに書いてある「寄付」と「終値」は、日本銀行が発表している9時と17時時点の平均的なインターバンク・レートのことです。
日本銀行では、「東京市場でどのくらい為替レートが動いたか」という情報を国民に提供するため、取引時間を便宜上9時~17時と決めて1日の寄付、終値、高値、安値を毎日発表しているのです。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100%当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか?
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか?
包丁ですよね?
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。