2つの局面
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為替相場には、大きく分けると2つの局面があります。
FXを手掛けようとする個人投資家の方々に、何よりも知っておいてほしいと考えるポイントは、ドル/円やユーロ/円などあらゆる為替相場には、基本的に「トレンド相場」と「レンジ相場」という2つの局面が交互に訪れる、ということです。
トレンド相場とは、上なら上、下なら下へ一定のトレンドを持ってレートが変動していく相場局面のことです。
反対に、レンジ相場とは、明確なトレンドが無く、為替レートが一定の値幅内で上下に動き続けるような相場局面のことです。
この2つの相場局面では、トレーディングに際して取るべきスタンスや儲けの方法が全く異なってきます。
そのことを知らないと、手痛い損失を被るケースが少なくありません。
現状の相場局面を的確に把握し、それに沿ったトレーディングスタイルを取れるか取れないかによって、相場は天国にも地獄にもなりえます。
今がトレンド相場とレンジ相場のどちらなのかを常に見極める意識と、相場局面転換への警戒心を持つ事が、とても大切です。
トレンド相場の続いている間、値段の上昇や下降のトレンドが続きますが、そもそもこの一定のトレンドを生んでいるものは一体なんでしょうか。
それは、為替相場の中に生まれる「フロー」です。
この場合のフローとは、通貨Aから通貨Bへと一方的に、偏って流れる資金の動きのことです。
為替市場では、常に2つの通貨ペアの間で、双方向に資金が流れています。
しかし、さまざまな理由や背景によって、その流れが一方的に片方へ偏ることがよくあります。
それが「フロー」であり、フローがトレンドを作るのです。
フローは大きく「前向きなフロー」と「後ろ向きなフロー」の2つに分けられます。
特定の通貨が他の通貨と比較して高利回りであるなど、相場環境に運用妙味があるために発生したり、実際の貿易活動に伴って発生したりするのが、前向きなフローです。
対して、資金を置いている国や地域に何らかのリスクが発生し、そのリスクから資金を逃避させるために発生するのが後ろ向きなフローです。
これらのフローこそが、比較的長時間にわたって、レートを上昇・下降させるようなトレンドを作る原動力です。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100%当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか?
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか?
包丁ですよね?
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。