分析は素直な気持ちで・・・
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テクニカル分析とファンダメンタル分析の他にも、第3の分析法となる値引き分析があります。
インターバンクトレードを行う為替ディーラーなどのプロのトレーダーは、これを行うことがよくあります。
値引き分析はまだあまり個人投資家の方には知られていないので、詳しく説明していきます。
値動きは英語で「プライスリアクション」と言います。
現在の値段に反応して次の値段がついてくる、というようなニュアンスです。
そこで、その時々の値動きを分析することで、マーケットの直近のセンチメントや、マーケット全体のポジションがロングかショートのどちらに偏っているのかを読み解き、次の展開をかなりの程度予測できる、と考えられています。
こうした視点での分析を、「値動き分析」といいます。
スクリーンやチャートに映し出されるプライスの動き(値動き)を眺め、マーケットのポジションがロングなのかショートなのかを読み取ります。
インターバンクディーラーの間ではごく普通に使われている手法であり、これができるようになると、マーケット全体のポジションがどうなっているのか、次のマーケットの展開がどうなるかを、手に取るように先読みできます。
なお、マーケットのポジション状況についてはシカゴIMMの通貨別ポジションという指標があり、これを確認することでもチェックできます。
しかし、IMMの通貨別ポジションは毎週火曜日時点のポジション状況が、その週の土曜日に確認できるというものなので、決してリアルタイムではありません。
同じくFX会社によるポジションレポートもありますが、これもそのFX会社の顧客のポジションに限られた情報なので、マーケット全体の状況が分かるわけではありません。
これに比べて、スクリーンに映し出される値動きにはマーケット全体のポジションがリアルタイムに反映されています。
そのため、大変重宝します。
ちなみに、値動き分析で最も大事なことは、ポジションを持っていてもひたすら冷静に、かつ客観的に値動きを見る事です。
自分の願望や期待が分析に織り込まれないように心掛けることで、実際のポジションや、相場が向かおうとする方向が見えてきます。
そのためには、値動きに対して否定的にならず、素直に受け止められるスタンスでいることが大切です。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100%当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか?
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか?
包丁ですよね?
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。