移動平均線での環境認識
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【移動平均線での環境認識をトレードに活かす】
実際にはどのように環境認識をし、それをトレードに活かしていけばよいのでしょうか。
ここでは、2つの方法について説明します。
1つ目は「トレンドを活かす方法」、2つ目は「移動平均線での反転を活かす方法」です。
まずは、「トレンドを活かす方法」から説明します。
これは、以下の手順で進めていきます。
①上位足のチャートを見て、トレンドを分析する
②上昇トレンドであればロングで、下降トレンドであればショートで、と絞り込む
③下位足のチャートを見て、エントリーのタイミングを見極める
最初に、上位足のチャートを見て、トレンドの分析をします。
次に、ロングかショートのどちらでエントリーするか決めます。
①の分析結果で、上昇トレンドであればロング、下降トレンドであればショートにします。
トレンドが発生していない場合は、トレンドが発生するまで待ちましょう。
最後に、下位足のチャートを見て、エントリーのタイミングを見極めます。
次は、「上位足チャートにおける移動平均線での反転を活かす方法」について、以下の手順で説明します。
①上位足のチャートを見て、トレンド分析をする
②上昇トレンドであればロングで、下降トレンドであればショートで、と絞り込む
③上位足チャートでレートが移動平均線の近辺にきたら、反転を想定しておく
④下位足のチャートを見て、エントリーのタイミングを見極める
①と②については、1つ目の「トレンドを活かす方法」の手順と同じです。
次に、上位足のチャートでレートが移動平均線に近付いたら、反転を想定しておきます。
上昇トレンドなら移動平均線での反発、下降トレンドなら移動平均線での反落を想定するわけです。
ただ、実際に反転するかどうかは分からないので、この段階では想定しておくだけです。
最後に、下位足のチャートを見て、エントリーのタイミングを決めます。
上位足チャートの移動平均線あたりで反転が確認できたらエントリーします。
【レートが上位足チャートの移動平均線近辺にあるかどうか】
「上位足チャートにおける移動平均線での反転でトレードするつもりはない」という方もいると思います。
トレードするかどうかは別として、「レートが上位足チャートの移動平均線近辺にあるかどうか」を認識しておきましょう。
「エントリーした後、レートが狙った方向に少し動いたら、すぐに反転して含み損が出てしまった。後で調べたら、反転した位置は上位足チャートの移動平均線のところだった」
という失敗があります。
こういった無駄な損失を出さないためにも、レートが上位足チャートの移動平均線近辺にあるかどうかを常に確認しておきましょう。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100%当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか?
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか?
包丁ですよね?
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。