ダウ理論でトレンド分析
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【ダウ理論でトレンド分析する】
環境認識でやるべきことはいくつもあるのですが、まず最初にやっておきたいのは上位足のトレンド分析です。
上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、それともレンジ（トレンドレス）なのかということを分析します。
分析方法はいくつかありますが、最も多く使われているのが「ダウ理論」による分析方法です。
ダウ理論とは、チャールズ・ダウが提唱したマーケットにおけるレートの動きを評価するための理論のことです。
理論は6つにまとめられています。
①市場すなわち為替レートは全ての情報を織り込む
②レートのトレンドには3つの波動がある
③トレンドには3つの局面がある
④トレンドは明確な終わりのシグナルが発生するまで続く
⑤トレンドは複数の指標によって確認すべき
⑥トレンドは出来高によって確認できる
この6つの中で最も重視されているのが、④の「トレンドは明確な終わりのシグナルが発生するまで続く」です。
この場合のシグナルとは、「高値・安値」の「切り上げ、切り下げ」によるレートの動きです。
これによる定義は以下の通りです。
「上昇トレンド」・・・安値と高値をそれぞれ切り上げている状態
「下降トレンド」・・・高値と安値をそれぞれ切り下げている状態
「トレンド転換」・・・直近高値・安値の更新状況が逆転した時
上昇トレンドと下降トレンドの定義を図で説明すると、以下のようになります。
上の図では、「A」と「C」で安値を切り上げ、「B」と「D」で高値を切り上げています。
よって、上昇トレンドになります。
下の図では、「E」と「G」で高値を切り下げ、「F」と「H」で安値を切り下げています。
よって、下降トレンドになります。
多くのトレーダーは、ダウ理論のトレンド定義を通して相場を見ています。
それだけに、この理論、この定義はトレードにおいてかなり重要です。
基本中の基本なので、よく理解しておいて下さい。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100％当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか？
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか？
包丁ですよね？
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。
