インフレ率の影響
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「インフレ」とは、インフレーションの略で、モノの値段が上がり続ける状態です。
その反対がデフレーションを略した「デフレ」で、モノの値段が下がり続ける状態です。
物価が上がると家計が苦しくなったりサイフの紐が固くなったりと、私たちの生活に様々な影響が出てくるのですが、インフレ率(物価上昇率)は為替相場も大きく動かすといわれています。
この話の時によく用いられるのが、「購買力平価説」という経済理論です。
簡単にいうと、「同じモノの値段はどこの国でも同じになる(一物一価の法則)」という考えに基づいて、為替相場が動くという理論です。
この購買力平価説を説明する時に、よく例に挙げられるのがマクドナルドの「ビッグマック」です。
世界各国で販売されているため、価格が比べやすいからです。
例えば、ビッグマックがニューヨークでは1個2ドル、東京では1個300円だったとします。
この時、国は違ってもモノの値段は同じ(一物一価)という法則が為替相場にも当てはまるとすれば、2ドル=300円ということになり、ドル/円レートは、1ドル=150円が適正ということになります。
そして1年後、ビッグマック1個の値段が東京では300円のまま変わらず、ニューヨークでは3ドルに値上がりしたとします。
先ほどと同じように考えると、3ドル=300円なので、ドル/円レートの適正水準は、1ドル=100円になります。
1年後に、日本に比べて米国の物価が上昇した分、1ドルの価値は150円から100円に下がっています。
つまり、購買力平価説では、インフレ率が高い国の通貨は価値が下がり、逆にインフレ率の低い国の通貨は価値が上がるということです。
ここでいう購買力とは、その通貨が持っている「モノを買う力」のことです。
インフレ率の高い国の通貨は購買力が減少していくため、インフレ率の低い国の通貨に対して為替レートが下落していくのです。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100%当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか?
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか?
包丁ですよね?
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。