マーケット傾向
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第4四半期の冒頭となる10月は、大抵、9月の米レイバーデー以降に定まったトレンドが続く時期です。
ただい、その年の9月が揉み合いを続けたレンジ相場になっている場合は、トレンド相場のスタートが10月に持ち越されることもあります。
本邦勢にとっては下期のスタートにあたり、年度初めと同じように「気持ちも新たに、さあやるぞ！」となりがちです。
しかし、ここでも平常心でのトレードが重要であることには、何も変わりはありません。
また、10月15日前後には、ファンドの45日ルールに絡んだ値動きがある場合があるので、それも意識しておきましょう。
11月末に欧米のファンドの多くが決算を迎えるのですが、継続ではなく解約を希望する投資家は、決算の45日前までにファンドに通知をしなくてはならないというルールがあります。
これを、45日ルールと言い、ファンド側では顧客の解約に備えて、事前に現金を用意しなくてはなりません。
なぜなら、たとえ現時点で解約が具体化していなくても、なんらかの理由で決算前に解約が殺到してしまうと、資金不足でファンドを解散せざるをえないリスクがあります。
それに備えるために、事前にまとまった現金を用意しておかなければばならないのです。
そこで、ファンド勢は決算の締め日となる11月30日から45日前となる10月15日までに、一定程度の換金を行います。
これは、それまでのポジションを手仕舞う動きとなるので、相場に一定のフローを生じるのです。
実は、5月31日にもファンドの中間決算があり、その45日前である4月16日前後にも同じようなフローが生じるのですが、一般的には11月30日の決算に絡む10月15日前後のフローの方が、為替相場への影響が大きくなります。
9月初めから始まる欧米勢の下期のトレーディングは、11月の後半に入ると次第に勢いを失い、12月初句にかけて手仕舞いに入る傾向があります。
なぜなら欧米のファンド筋の本決算は11月末、金融機関の本決算は12月のクリスマス前に設定されていることが一般的だからです。
さらに、11月の第4木曜日は米国のサンクスギビング・デー（感謝祭）であり、これを過ぎるともう冬のホリデーシーズン（休暇シーズン）となって、マーケットには一層の手仕舞いムードが漂います。
新規のポジションメイクは少なくなり、既存のポジションの解消が進みます。
手仕舞いが済み次第実際に休暇に入る、というトレーダーも多く、その後、クリスマスが終わるまでは方向感を失ってレンジ相場となる傾向にあります。
これが原則です。
これは毎年定期的にある値動きなのですが、それに気付いているマーケット参加者は意外と少ないです。
その他大勢よりも半歩先に動くことを意識すれば、きっと利益も伴ってきます。
このように、1月から12月まで様々な定期的な季節要因があり、その上にその年々の個別トピックスが加わって相場が構成されていきます。
決して損にはならないので、そのベースにある四季折々のマーケットの傾向を覚えておくようにして下さい。
※私は投資を強要している訳では無いので、投資は自己責任でお願いします。 クレーム等は一切受け付けていないので宜しくお願い致します♪
①理論は100％当たるので、理論に基づいて分析をする。
②論理的思考で分析をする。
③「なぜ、上がるのか」「なぜ、下がるのか」を理論に基づいて解く。
【相場を当てる為に重要な事】
相場分析の精度が低いのには理由があります。
1番大きな理由としては、深堀りができていません。
深堀りするには、「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」と何度も何度も問いかけないといけません。
これはいつも言っている、手法の「使い方」の部分です。
勝っている人と同じ手法を使っても勝てるようにはなりません。
FXは専門職であり、技術職です。
どういう状況の場合にどんな道具を使い、その道具をちゃんと使いこなせるのか？
これがもの凄くテクニカル分析では重要な事です。
キャベツの千切りをする時には何を使いますか？
包丁ですよね？
はさみやカッターは使わないと思います。
でも包丁が使いこなせない人は、キャベツの千切りも太かったり、切るのが遅かったりします。
包丁を使うスキルが無ければ、ピーラーやスライサーを使った方が早いかもしれません。
でも、一流の料理人は皆包丁を使って、ピーラーやスライサーを使う人より細くて綺麗で速くキャベツの千切りをします。
結局、一流の人と同じものを持ってもそれを使いこなす能力がなければ、一流にはなれないんです。
これはFXでも同じです。
なので、手法という道具を手に入れたとしても、その道具の使い方のスキルが備わっていなければ、その手法は使えません。
テクニカル分析で手法の使い方の土台となるのが、「なぜ」や「どうして」の部分です。
この思考が持てない限り、精度の高いテクニカル分析をするのは不可能に近いと思います。
なので、まずは常に「なぜ、そうなるのか」「どうして、そうなるのか」を常に考える癖を付けて下さい。
これができるようになれば、テクニカル分析の土台の考え方ができるので、まずはこの思考を身に付けて下さい。
これもFXのスキルの1つなので、これを身に付けれない人にFX専業トレーダーは難しいと思います。
